毎年2月になると前年分の税金を確定させるために、確定申告を行なわなければいけません。
海外FXで利益を得ている方も確定申告を行なって納税する必要がありますが、海外FXで得た利益の税金はどのような税率になっているのでしょうか。
今回は、海外FX口座で得た利益の税金についてご紹介します。
海外FXの税金と国内FXの税金の違い
国民は日本に住んでいる限り「納税の義務」がありますので、海外FXで得た利益であってもきちんと納税しなければなりません。
言いかえると、海外に在住している場合は日本で納税する必要はなく、住んでいる国の制度に従って納税を行ないます。
日本国内では納税を怠った場合、刑罰の対象になってしまうため注意が必要です。
ここでは簡単に海外FXと国内FXの違いについてご紹介しておきますので、税金を納めるときに申告の間違いがないようにしてください。
海外FXの税金
海外FXでの収入を申告する場合は「総合課税」や「雑所得」という分類になります。
海外FXの場合は、年間所得が195万円以下は15%、330万円以下は20%、695万円以下は30%となっており、これ以上の利益の場合は50%の税率が設定されているように、所得によって税率が異なります。
国内FXの税金
国内FXでの収入を申告する場合は「申告分離課税」の扱いになります。
海外FXのように、収入によって税率が決められているのではなく、収入金額を問わず税率が一律20%と決まっています。
海外FX口座の税金のメリット
前述で海外FXと国内FXの税金の違いについてご紹介しましたが、ここでは別の視点から海外FXのメリットについてみていきましょう。
年間収入330万円以下の場合は海外FXがお得
例えばFXでの年間収入が100万円だった場合、国内FXでは100万円×20%=20万円が納める税金となりますが、海外FXでは100万円×15%=15万円が納める税金となります。
国内FXと海外FXの税率の差から、年間収入が少ない場合は海外FXのほうがお得になるのです。
とくにFX初心者は大きな損失を生む可能性が高いため、国内FXより海外FXのほうがリスクは小さい中でFX取引を行なうことができるでしょう。
また年間収入330万円以下までは、国内FXも海外FXも同じ税率ですので、少額でFX取引される方にも海外FXはおすすめできます。
ボーナスは課税対象外
海外FX会社は独自のボーナスを設定しているところが多く、中には入金した金額の100%をボーナスバックとして受け取れるところもあるのです。
ボーナスは利益として勘定されないため課税対象にはなりませんので、お得にFX取引することができます。
経費として計上できる
海外FXは「総合課税」に区分されるため、FXで得た収入を申告する際は、必要経費を確定申告で計上することが可能です。
例えば海外FXを始めるために、パソコンや書籍を購入したり、セミナーを受けにいったときに支払ったセミナー代などで30万円かかりました。
そして当年のFX収入が100万円だったとすると、100万円-30万円=70万円で計上することができます。
経費の申告は自己申告制となっており、経費申告する場合は領収書をとっておく必要がありますので注意してください。
海外FX口座の税金のデメリット
では次に海外FXのデメリットについてみていきましょう。
年間収入が多いほど損をする
前述のように、国内FXの税率は一律20%なのに対して、海外FXは年間収入が多いほど税率が上がり、最大で50%もの税率がかかってきますので、年間収入が多いほど損することになります。
もし年間収入が1000万円を超えるのであれば、個人ではなく法人化して節税する方法をとったほうがいいでしょう。
海外FXでも国内の税制が適用される
海外FXは、海外FX会社の口座を開設して取引するため、きちんと確定申告をしていなくても税務署にバレないのではないかと思っていらっしゃる方がいます。
しかし税務署は海外FX会社に情報開示を求める場合もありますので「バレない」ことはないのです。
海外FXにおいても、得た収入に応じて決められた税金を納めるのは義務ですので、定められたルール通りに納税しなければなりません。
損失の繰り越しができない
海外FXは「総合課税」に区分されることから、当年で損益決算が完結します。
例えば海外FX1年目で50万円の損失が出ました
ところが2年目では150万円の利益を出すことができました。
国内FXの場合は前年の-50万円と当年の+150万円を合算して申告できますが、海外FXの場合は150万円の利益が出た場合は150万円の税金を納めなければならないのです。
ここでも国内FXと海外FXの違いがありますので注意してください。
まとめ
今回は、海外FX口座で得た利益の税金についてご紹介しました。
海外FXは国内FXと税金の制度が異なることがお分かりいただけましたでしょうか。
確定申告を行なう際にも違いがありますので、間違わないように申告するようにしてください。
今回の記事を参考に、海外FXの税金を正しく納めながらFX取引しましょう。