国内FXのレバレッジ規制とは

外国為替証拠金取引(FX)のレバレッジ規制というものについて説明をしたと思います。

国内FXのレバレッジ規制とは

FXは為替取引といい個人投資家において、為替取引に気軽に参加出来るようになり今では誰でもドル円という言葉は知っているほどに浸透していると思います。
FXが個人投資家に開放されたのが2008年でしたが当時は特にレバレッジはFX証券会社で設定出来ていました。
約10年前の2010年からFXにおけるレバレッジが規制されましたが、なぜ、規制されるようになったのかを説明したいと思います。
当初FX会社というと2社3社程度だったのですが、その後は多数の業者が参入をして来る事で高いレバレッジ設定の競争が始まった事が原因になり、金融庁が200倍、400倍という高レバレッジを規制して25倍までとする事になりました。

レバレッジはどんどんエスカレートをして行く一方で、個人投資家のリスクが高まった訳です

金融庁が個人投資家を守る為にレバレッジ規制をしたのですね

規制の仕方は一気にレバレッジ25倍まで下げるのではなく、2010年まで徐々にレバレッジを下げて行き、まずは50倍に、次に2011年には25倍までレバレッジを下げる事としました。
2008年から始まったFXはたったの2年でレバレッジ規制を受けてしまうという事態になってしまいました。
しかしながら金融庁のレバレッジ規制により、個人投資家は証拠金を沢山用意しないと今までと同じ量の取引が出来なくなりましたし、FX証券会社も25倍に統一された事で
他社との差別化が難しくなり廃業に追い込まれる業者も出てしまうほどの出来事となってしまったのです。

高いレバレッジで広告を出し、集客をしていたFX証券会社は、レバレッジ規制という縛りの中で新たな経営の仕方を考える事となりました。

廃業したFX証券会社は
・kakakuFX
・フェニックス証券
・スター為替証券
・フォレックス証券

高レバレッジで何が起きていたか

個人投資家は高レバレッジのメリットを生かすべく積極的に行っていたのが、小資金の1万円、2万円で大きく動く方へBETするギャンブル投資法が横行していたとも言われています。
しかしながら当時は0カット方式を取っていない証券会社もあった為に、個人投資家が負債を抱えてしまうという事もあったのです。

FXでレバレッジを掛けて取引するのが怖いというイメージはこの事だったんですね!

人によっては借入金でFXをする人もいましたからね

個人投資家が証拠金に見合った取引が出来ていれば金融庁も規制をする必要がなかったとも言えます。

レバレッジ10倍規制のウワサ

最初にレバレッジ10倍の規制について話が出たのは2017年9月の日経新聞でした。
「金融庁は外国為替証拠金取引(FX)の証拠金倍率について現行の25倍から10倍程度に下げる案が有力。
外国為替相場が急変動した際、個人投資家や金融機関が想定を超える損失を抱えるリスクが高まっていると判断。」このようなニュースが出てFXを行っていた個人投資家はもうFXは終わりだという声が上がっていました。
金融庁への問い合わせも凄かったようですが、FX証券会社もまた窮地に追い込まれるかもしれないニュースでした。

続いて2018年にも有識者会議が行われており議論はされているようで、2020年現在もいつ規制が入るか分からない状況には変わりないのです。

まとめ

レバレッジ規制について過去を振り返ってみましたが、今後規制が緩和される事はまずあり得ない状況というのがお分かりになったかと思いますが、逆にレバレッジのさらなる規制については可能性があります。

レバレッジ25倍の国内FX会社をメインにされている個人投資家がまだまだ多いと思いますがメインのトレード証券会社を海外FX会社へする事も検討しておくと良いですね。

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