海外FXは、言葉の壁や取引の難しさがイメージされますが、実は国内FXより簡単に口座開設できることをご存じでしょうか。
「英語が苦手」「詐欺などの犯罪に巻き込まてないか」「円で取引できるのか」など、多くの心配事があるために、海外FXを始められない方も多いです。
海外FX会社の特徴を知っていれば、あなたも海外FXにチャレンジできます。
今回は、海外FX会社の特徴について比較していきましょう。
海外FX会社の特徴とは?
海外FXを始めるためには、海外FX会社の特徴を知っておく必要があります。
ここでは海外FX会社のメリット・デメリットを比較しながら特徴をつかんでいきましょう。
メリット | デメリット |
口座開設が早い | スプレッドは変動制の口座が多い |
少額取引可能でハイレバレッジ | 利幅のせまいトレードには向かない |
ロスカット基準が低い | 支払いスワップが高く受け取りスワップは安い |
取引制限が緩い | 実際に利用して初めて得る情報が多い |
ゼロカットがあり借金にならない | ネット上に間違った情報が広がっている |
国内FXと海外FXの共通点は、為替差損、スワップポイントで利益を出すというところです。
海外FXは国内FXより、少ない証拠金で大きな取引ができる短期売買向きといえるでしょう。
またほとんどの海外FX会社でゼロカットの設定がありますので、預託金以上の損失が出てこないのが魅力です。
海外FX会社の特徴を比較
海外FX会社は個々によって特徴が非常に豊かです。
海外FX会社を選ぶのに注目しなければならないのは、以下の3つになります。
海外FX会社の信頼度
海外FX会社の信頼度を確かめるためには、各FX会社が取得している「金融ライセンス」を見ることです。
金融ライセンスのランクは、海外FX会社の信頼度を図るものさしとなっており、信頼度の高い海外ライセンスには以下のようなものがあります。
- FCA(英国金融行動監視機構)
- CySEC(キプロス証券取引委員会)
- ニュージーランドFSP
このような金融ライセンスを取得するためには厳しい審査に合格しなければなりません。
また国内FX会社のように、会社が経営破綻した場合は顧客に全額返金できるよう「信託保全」が義務づけられていますが、これは日本の制度であるため全額返金されるのです。
海外FX会社の場合は、会社が任意で保険に加入している、または取得している金融ライセンスの条件によって顧客の資産保証基準が定められている場合もあります。
合わせて、日本人にとって日本語サポートが整っているかは気になるところです。
各海外FX会社の日本語サポートの状況は以下のようになっています。
海外FX会社 | 日本語対応 | 電話 | メール | チャット |
XM | ○ | ― | ○ | ○ |
AXIORY | ○ | ― | ○ | ○ |
iForex | ○ | ○ | ○ | ○ |
Titan FX | ○ | ○ | ○ | ○ |
GEMFOREX | ○ | ○ | ○ | ― |
FBS | ○ | ― | ○ | ○ |
HotForex | ○ | ○ | ○ | ○ |
Land-FX | ○ | ○ | ○ | ○ |
Tradeview | ○ | ○ | ○ | ○ |
IronFX | ○ | ○ | ○ | ○ |
IFC Markets | ○ | ○ | ○ | ○ |
FxPro | × | ○ | ○ | ○ |
各海外FX会社の口座開設程度のやり取りであれば簡単に手続きができますが、実際の取引やトラブル対応となると、問題解決までに時間がかかるでしょう。
出入金の簡単さ
海外FX会社を利用するときは、日本円を証拠金にできるところを選ぶといいのですが、すべての海外FX会社が日本円を扱っているわけではありません。
海外FX会社を利用する際は、以下の表を参考に、どこの海外FX会社が日本円を取り扱っているかを確認しておきましょう。
海外FX会社 | 日本円口座 | 日本円取扱い | 海外FX会社 | 日本円口座 | 日本円取扱い |
XM | ○ | ○ | HotForex | × | × |
AXIORY | ○ | ○ | Land-FX | ○ | ○ |
iForex | ○ | ○ | Tradeview | ○ | ○ |
Titan FX | ○ | ○ | IronFX | ○ | ○ |
GEMFOREX | ○ | ○ | IFC Markets | ○ | ○ |
FBS | × | × | FxPro | ○ | ○ |
出入金方法は、各海外FX会社によってさまざまですが、クレジットカード、海外送金であれば利用することができます。
取引スペック
海外FX会社はNDD方式といって、インターバンク直結の取引が可能で、海外FX会社とユーザーの利益は相反しないやり方が一般に行なわれています。
国内FX会社が行なっているDD方式は、FX会社と相対取引をするため、会社内部の注文数や資金力が約定力に影響を及ぼすのです。
約定力は基本的に安定していますが、業者の裁量によってスプレッド拡大などの不正が簡単にできてしまいます。
それに対してNDD方式は、会社が顧客の注文を直接インターバンクに流すことから、会社の裁量が影響しない透明性の高い構造となっているのです。
まとめ
今回は、海外FX会社の特徴について比較していきました。
海外FX会社のメリット・デメリットについて知っていただくことで、国内FX会社との比較ができたのではないでしょうか。
海外FX会社は日本語サポートが充実しており、日本語で海外FX会社の概要を把握することができますので、まずは利用したい海外FX会社の信頼度から調べる必要があります。
複数の海外FX会社の中から自分に合った会社を選ぶためには、出入金の簡単さや取引スペックなどを十分に調査してから利用してください。
記事では12の海外FX会社を紹介していますので参考にできます。
今回の記事を参考に、あなたも海外FX会社を利用してFXを始めてみてはいかがでしょうか。